【捨てられないお宝】ロックバンド 1st BLOODのCD

1st blood

ずいぶんと昔に手に入れたもので
どれほどの価値があるかもわからないけれど
いつまで経っても捨てるに捨てれない「モノ」があります
私にとってそれは立派な「お宝」なのです

北島三郎の次男・大野誠さん死去

2018年3月7日、演歌歌手、北島三郎さんの次男である大野誠さんが死去されたというニュースが報道されました。大野さんは、「北島音楽事務所」所属歌手の楽曲の企画制作・著作権管理業務などを手掛ける「北島音楽出版」の役員。
また「大地土子」名義で作詞・作曲家として活動し、北島さんが歌ったNHK・Eテレのアニメ番組「おじゃる丸」のオープニングテーマ「詠人」「夢人」を手掛けられた事でも有名でした。

北島三郎の息子がロックバンドデビュー!

亡くなられた大野さんはその昔「1st BLOOD」というロックバンドをなさっていました。
1988年のデビューで、当時噂を聞いた自分は「演歌の大御所の息子がロックバンド!」という、
その話題性に面白半分で「こういうネタは手に入れなければ!」とCDを購入したのを覚えています。
大野さんはヴォーカルで、全ての楽曲の作詞作曲をなさっていました。
アルバムを2枚出ましたが売れませんでした。おそらく日本ロック史にも残らないくらいの存在です。
今回、ネットで検索しても当時の情報はほとんど出てきません。
マスコミ向けのデビューお披露目ミニライブ兼会見でお父さんも同席したとかその程度。
当時、各局ワイドショーで放送されたのを憶えています。

今回のお宝はそんなロックバンド
1st BLOODのCDです

1st BLOODのCD

東の「MAKOTO」西の「MAKOTO」?

ロックバンド時代は「MAKOTO」名義で活躍されていましたが、デビュー前にちょっとした騒動がありました。関西ローカルには既に「MAKOTO」名義で活躍されていたタレントの現、北野誠さんがいたのです。直接、北島事務所側からお話があったかは分かりませんが、当時、北野誠さんご本人がなさっていた深夜ラジオで「(向こうが後から出て来たのに納得はできないが)ややこしくなるのは自分も嫌だから改名した」みたいな事をおっしゃっていた様な記憶があります(うろ覚えですが…)

肝心のロックバンドとしては、ブルース・スプリングスティーン発、浜田省吾、佐野元春、尾崎豊経由のような歌詞とサウンドに程よいシティポップスさを足した感じですが、時折光る格好良さ以上の「ダサさ」が全てを台無しにしているのが残念。88年といえどもシングルカット曲が「American Dream」です、アメリカン・ドリーム!思わず苦笑いです。88年でもこのセンスは無いです。

なぜバンドは「American Dream」を実現できなかったのか

それでも今でもたまに口ずさみます、ネタで買ったハズなのにしっかり今でも歌えます。そういう意味ではメロディーは本当にキャッチーで良く出来ていたのでしょう。問題は歌詞にあったと思います。「友達のサンディは孤児(みなしご)で育ってMIDNIGHT踊っている生きていく為に…」なんてこっちが赤面しそうな歌詞が盛り沢山、古くからの日本のロックの流れとはいえ、ちょくちょく合間に横文字が入ってくるのも気になるポイントです。いや、入れるのは良いとしてもそのチョイス、タイミングが…。Aメロ、Bメロ、サビまでも、ほんとダサいんです…しかし、Cメロ?いや大サビっていうんでしょうかそこがヤケににかっこいいんです。

もうそれまでの流れから一気に加速してエンディングへ突入する感じ、そのロック的疾走感!
そう、まさに「AMERICAN」な「DREAM」しちゃう感じ!(どんな感じ?)

当時CMソングにもなったんですけど、見事にその部分「のみ」使われていました。

一部ネットでは「日石のCMソングだった」と書かれている方もいますが
正しくはカーオーディオ「クラリオン」のCM曲です。

80年代ジャパニーズロックの片隅で夢を叫ぶモノ

今回あらためてCDを聞いてみましたが、とても懐かしく楽しんで聞くことができました。ついつい悪いところばかり書いてしまいましたが、今聞いてみると80年代・昭和の「強さ」「豊かさ」「大らかさ」、あるいは「明るさ」そんなものをとても感じました。昨今、氾濫している妙な悩みとか暗さみたいなものが無いのです。

日本ロック史に残らないかも知れませんが少しでも興味を持つ人が現れていただければ…
そんな想いで、自分の思い出も含めて書いてみました。
ヤフオクや中古CD屋で探せばあるかな?
おそらく、世に出た枚数もそんなに多くないと思いますので…
見つけられた時にはぜひ手にとってみては?

ジョー・ストラマー曰く「トライすらできないヤツが、やっている人間に何を言えるって言うんだ?」です。バンドとしての夢は叶わなかった…いや、バンドとして演奏して立派な音源も残しこれからも誰かに伝え聴かれて行くだけで夢は完遂されているのです。そんな1st BLOODが大好きです。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

1st BLOODのCD
自分にとっては「それをすてるなんてとんでもない!」

お宝の一つです。

1st BLOODのCD2枚

今、BEATが聞こえる
1st BLOOD(CD) (1988)

デビューアルバム。CMタイアップ曲「American Dream」はもちろんアルバムタイトル曲、ラストを飾る「今、BEATが聴こえる」も格好良さとダサさが光る名曲。なぜかこちらもエンディングへの大盛り上がりが聞きどころ。最初から本気出せ!と説教したくなる。


TRUTH
1st BLOOD(CD) (1990)

セカンドアルバムにしてラストアルバム。「CHANCEは究極の果てに」という口に出して言いたいタイトルの2曲目がおすすめ。ハードなギターリフにロックバンドとしての彼らの魅力を再認識。「最後まで捨てるなよ自分という名のSpecial Cardに賭けろ」というダサかっこいい歌詞は今でもピンチの時に頭の中に湧き上がって来ます。

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